面接について

転職活動の流れ

転職活動の一般的な流れとしては、まず求人募集をかけた企業に対し書類送付や電話連絡などで最初のアポイントメントをとります。
そののちに、書類内容が企業側が期待するスキルを備えているものであると判断した場合に、本人の人物を確認するための面接が行われることになります。

新卒での就職活動では一度にたくさんの応募者が集まるので、筆記試験や適性検査でふるい落としをしたのちに、第一次~第三次面接といった順序で少しずつ人数が減らされていきますが、中途採用の場合は少人数をそれぞれの都合に合わせて選定していくため、応募から採用までの期間が短く、またかなり面接におけるウエイトが高くなります。

面接前には魅力的な自己アピールのための書類作成の作業が必要になってきますが、それよりももっと大切なのが面接対策です。

服装・マナーについて

意外なことに転職活動をする人の多くは面接対策をせずに就職活動をしているということも多いようで、そのせいで何度も不採用となってしまっているケースもかなり見受けられます。
面接対策というと、学生時代に行ったような指導官との模擬面接などを思い浮かべるかもしれませんが、転職活動において問われるのはそれよりももっと単純な項目です。

すなわち、「服装」「マナー」「基本的な態度」といったかなり表面的な部分です。
中途採用においては即戦力となるようなスキルを持っていることが第一条件という思い込みがあると、多少ビジネスマナーに反するような行動について「大人同士なんだしこのくらいは許されて当然」というような気持ちのゆるみが出てしまいます。

具体的には、身だしなみがだらしなかったり、約束した時間にルーズであるといったことです。
新卒のときにはかなり厳しく言われた服装やマナーについても、なぜか実際に社会人になるとゆるくてもよいというような雰囲気に流されてしまい、ごく当たり前にできていたはずのことを忘れてしまったりするものです。

就職活動においては、「見た目と第一印象が9割」くらいの緊張感を持って、細部にまでこだわった身だしなみ・しぐさを心がけるようにしてください。

自己アピールについて

また、営業経験者の方などでよく見られるのが、過剰に自己アピールをしてしまうということです。
もちろん少しでも自分という人材を良く思ってもらえるようにと、過去の実績や自分の適正を語るということは正しいことです。

ですが、例えば「自己紹介をお願いします」という簡単な質問に対して、5分~10分もかけて一方的に話されてしまうようでは、相手担当者さんもうんざりとしてしまいます。
面接においてはこちらからの話しは基本的には1分以内、長くても3分くらいまでにとどめておくようにし、むしろ採用担当者さんがどのような部分をより知りたがっているかということを聞き出すくらいの気持ちでいた方がよいでしょう。

基本的に謙虚な気持ちで、初心に戻ったつもりで面接には望む方が成功する確率は高くなるということは忘れずにいてください。