経営コンサルタントになるなら取りたい中小企業診断士資格

中小企業診断士とは、中小企業における経営状況、経営戦略の把握、現在の会社の状況を正しく理解して、より企業を発展させていくために必要なものは何か、今後どうしていくべきなのかをアドバイスする役目を担う、経営コンサルタント、経営アドバイザーとして知られています。
経営コンサルタントとしては唯一の国家資格として知られており、資格を取得したら、中小企業診断士として、登録を行うことが出来ます。

そんな中小企業診断士ですが、本業とは別に副業として活動されている方も多く、個人的に事務所を設立して、依頼に応じて経営コンサルタント業務を行っているという働き方、資格の活かし方をしている方も珍しくありません。
中には、経営コンサルタントとして独立開業している方や、自身が働いている企業内で、コンサルティング業務を行っているという方もいるように、非常に幅広く、様々な働き方が出来る仕事として知られています。

中小企業診断士の資格を受験するための申し込み方法は?

中小企業診断士の資格を取得するためには、科目の筆記試験と、論述試験の、二つの試験を受験し、合格する必要があります。
一次試験の科目は経済学や運営管理などを始めとした、全7科目で、それぞれで合格点をマークし、一次試験を合格した者だけが、二次試験に進むことが出来ます。

二次試験では、組織を中心とした経営戦略や管理に関する事例などを始めとした、前四科目の論述試験が行われ、それぞれの試験で合格ラインを超えた方だけが、晴れて資格取得をすることが出来ます。

合格率は残念ながらいずれも非常に低く、二次試験の合格率に至っては、2割前後後なっていますので、しっかりと勉強を積んでから望むべきと言えるでしょう。

また、一次試験と二次試験はそれぞれ、別々の受験料金が発生しますので、必ず払い忘れが無いように、事前に用意をしておきましょう。
現段階で、一次試験の金額は13000円、二次試験の金額は、17200円となります。

中小企業診断士の資格取得の際の注意点は?

中小企業診断士の資格取得を目指す際には、いくつか注意する点があります。
例えば、このような点が挙げられるでしょう。

まずは、しっかりと勉強を行い、対策を練ることが大切です。
最低でも勉強期間は一年を設けることが理想とされていますが、日々の勉強時間によっては、一年でも難しいケースがあるでしょう。

次に、一次試験は受かったものの二次試験に落ちてしまったという場合。
二次試験のみを受けることが出来るのは翌年までとされていますので、しっかりと勉強して二次試験に臨みなおし、二次試験資格を失わないようにすることが大切です。