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  3. 女性の転職事情

正社員の転職は厳しい?

女性は男性よりも、いろいろな事情で転職や退職を余儀なくされます。

たとえば結婚。
子どもが生まれるまでは、独身時代から働いていた会社で仕事を続けることもできなくはありませんが、子どもが生まれると業界によってはとても両立することができない、というケースが多々あります。

残業が多かったり、土日祝日も仕事という仕事だった場合は、保育園が終わる時間までにお迎えに行くことができない、また日曜祝日は保育園がお休みなので、預けるところがないなど、仕事と育児の両立には本当に苦労することになります。

ご主人と支えあいながら交代で送迎をしたり、子守りができればよいのですが、ご主人も残業が多い仕事に就いていると、どうしても家事育児の比率は妻に回ってきてしまうので、結婚をしてそれまでの仕事を辞めざるを得なくなったという人はとても多いです。

退職後、家計を助けるために家庭と両立できる範囲での仕事を探そうとすると、仕事がなかなか見つからなくて大変な思いをすることになります。
正社員の仕事はまず無理、派遣の仕事でも小さい子供がいるというと一気に相手にしてもらなくなり、悲しさと情けなさで涙を流すこともあるでしょう。

反面、派遣の場合は子どもがいる人について協力的な会社もあり、たとえば9:00から17:00の仕事だと、通勤の都合で保育園の迎えに間に合わないというときがありますよね。
その場合はクライアント側に打診して16:00までの就業にしていただけるなど、派遣ならではのメリットあるため、産後の就職や転職は、正社員や契約社員よりも派遣で見つける、という人もいるようです。

独身の人の転職事情は?

独身の方の場合、最近は女性の企業家も増えてきていることから、いろいろな可能性をもった転職をしている人も多いようです。
キャリアチェンジにおいても、やる気があれば異業種への転職に成功したり、資格を取得してさらにステップアップした転職をするという方もいらっしゃる様子。

ただ、企業によっては結婚適齢期の女性の転職について、「女性は結婚や出産ですぐに辞めてしまうから」と採用を渋るところもあります。
これは本当に困ってしまいますよね。

もちろん出産をしても絶対に仕事に穴を空けることなく働き続けると約束できるわけではありませんが、見えない未来を予想されて不採用というのは納得できません。
むしろ、出産後も仕事を続けられるような体制を整えてくれればいいのに、とさえ思ってしまいます。

女性の転職は、その企業の理念や運営などによって大きく左右される傾向にありますので、転職先を探すときには、企業のカラーをしっかりとリサーチした上で応募されることをおすすめします。
そうすることで、面接に行っても納得できない理由から不採用になってしまうような無駄な転職活動をしなくて済むでしょう。