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  3. 税理士の転職事情
税理士

今でもニーズが高い職種

士業の中でも税理士は今でもニーズが高い職種であることから、転職先がなくて困るという事態に発展しにくい特徴があります。
公認会計士の有資格者は税理士に登録することができるため、以前は公認会計士の方が有利だと言われていた時代もありました。
しかし、最近の転職市場では公認会計士としてよりも、税理士の方が有利になるという逆転現象が現れています。
税理士の有資格者を積極的に採用する税理士事務所や会計事務所が多いことから、現在の段階では転職しやすい職種と言えるでしょう。

参考求人サイト:税理士の転職・求人 一覧|会計求人プラス

社会人から税理士へ

会計業界において、以前は公認会計士が有利とされていましたが、公認会計士の需要が少なくなってきたことと公認会計士が飽和状態になったことから求人案件が少なくなったことから、今後は公認会計士としてではなく税理士として転職をしたいと考える方が増えました。
公認会計士の資格を持っている方は税理士登録をするだけで税理士として仕事に従事できるメリットがあるため比較的早い段階で転職を目指すことができます。

その他の職種で社会人として仕事をしていた方も税理士を目指すのは比較的簡単だと言われています。
国家試験を受験するため難易度が高いことは間違いありませんが、要点を押さえてしっかり勉強をしていれば社会人から勉強を始めた場合でも合格は目指せると言われています。
それでも合格率は15%前後になる年が多いため、決して簡単な試験ではないことがわかります。

なお、税理士の国家試験は受験資格を満たしていなければ誰でも受験できるものではありません。
例えば日商簿記1級を取得している方は、税理士に必要とされる基礎的な知識を習得できているので受験資格を得ることができますが、2級しか合格していない場合には受験できません。
社会人から税理士を目指す場合には、最低でも受験資格を満たしていることを確認し、一生懸命勉強を重ねることが大切です。

大手を狙うか中小を狙うか

税理士の求人案件は安定しているとされていますが、大手のBIG4とも呼ばれている大手税理士法人への転職はかなり大変だと言われています。
安定した収入を確保できることが大前提になりますが、BIG4は給料水準が高いため思っていた以上に満足できる転職が実現する可能性があります。
給与水準が高いということは仕事が忙しいことも予想されますが、やりがいが感じられる仕事になることも予想されます。
人気があるため希望者が殺到し、競争率がかなり高くなります。

その他中小の税理士法人などでも求人案件が存在しているので、自分が仕事をしやすいと感じる職場をじっくり検討してください。
場合によっては既に顧客を大手に取られている可能性もあるため、厳しい経営状況である場合も予想されます。