身だしなみについて
転職活動を始めようとする前には、ちょっと落ち着いて冷静に自分の姿を振り返ってみましょう。
普段仕事に出かける格好をして、全身が見える鏡の前に立ってじっくりとその姿を観察してみてください。
同じ企業に長く務めていると、そこで勤務をするスタッフ同士が親しくなってくることで、服装に乱れが出てしまったり、本来的にはビジネスマナーとしてNGなのに社内ルールとして通用してしまうようなことがあったりします。
男性ならばネクタイをゆるめたり袖口がうっすらと汚れているようなシャツで勤務をしていたり、女性なら生足でスカートを着用していたり、ミュールやサンダルといった履物やタンクトップなどビジネスの場にはふさわしくない衣類を着用していたりすることがよくあります。
その企業内に訪問してくるクライアントもなく、自由な社風ということであるならそれでもよいのでしょうが、これから新たに就職先を探すというときにはそれは考えなおさなくてはいけません。
第一印象が肝心
転職活動においては、第一印象はかなり重要です。
第一印象といっても、プライベートな出会いのように美男美女でなければいけないということではなく、ぱっと見た時にきちんと社会人としての常識が備わっていることがわかるというようなレベルのことです。
既にスーツを持っていて仕事に着用しているという人でも、できれば袖や肘の部分に傷みのない、新しいものを用意することが望ましいでしょう。
IT系企業などクリエイティブ系の企業の中には、私服OKでファッションも自由というところもありますが、そうした企業だから就職活動でも私服で行ってOKということにはなりません。
服装や仕草で示すビジネスマナーは、本人の人柄を示すとともに、その募集企業に対してきちんと敬意を持っているといいうことを間接的に示すものとなります。
新卒での就職時に叩きこまれたマナーの基本をもう一度思い出し、面接に赴く前にはそれらをざっとひと通り復習しておくようにしましょう。