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  3. TOEICと転職
英語

英語力がどんどん求められるように

昔は、そこまで英語力がなくてもそこそこよい企業に就職できるいい時代でした。
しかしバブル崩壊後、景気はどんどん下がっていき、新卒の採用枠は狭くなる一方。
その上、就職や転職において求められるスキルは大きく跳ね上がっているように思います。

外資系企業はもちろんですが、日本の企業でも英語を使う部署が増えてきたということもあってか、英語ができる人とできない人であれば、まよわず英語力のある人が採用される傾向にあります。
コールセンターでも外国人用に英語ができる人を雇用する企業も増えているようです。

この英語力を判断するひとつの目安として、昔から活用されているのが「TOEIC」。
TOEICは資格ではないので、合格というものはありません。
リスニングとヒアリングの問題に回答し、合っていた数が「スコア」としてカウントされ、そのスコアで英語力のレベルが判断されます。

日本の英語関連の資格として英検がありますが、TOEICと英検はまた内容がことなりますので、英検をもっているからといってTOEICのスコアもよいとは限らないようです。
しかし、トータル的に英語力に富んでいる人が両方の点数がよいということは十分にありえます。

TOEICは重要?

TOEICは主に英会話能力が試されるテストになりますので、英会話を必要とする企業に就職したいということであれば、ある程度役立つのではないかと思われます。

スコアについて、昔は600点以上あればそれなりの英語力があるという認識でしたが、最近では転職の求人情報において、スコア750点以上を求める企業も増えており、そのレベルはどんどん上がっているようです。

外資系企業になると800点以上の英語力を求める企業もあるようですので、海外生活をしたことがない日本人には難易度が高いかもしれません。

TOEICのスコアがよいことが転職に有利になるかならないか。
どちらかといえば、もちろん有利にはなると思います。
しかし、こうした情報が湾曲して広がっていったからか、TOEICのスコアさえよければいい、という考え方の人もいるようです。

それは大きな間違いで、例えば英語力でいえば、TOEICのほかにTOEFLという英語力を検定する試験があり、企業によってはこのTOEFLのスコアが求められることも少なくありません。
TOEICとTOEFLはまた分野が少し異なり、TOEFLのほうが難易度が高いといわれていますので、TOEICのスコアだけがよければいいというわけでは決してありません。

また、英語力だけではなく、その企業で仕事をする上で必要なスキルは当然なければ採用につながらないと思いますので、TOEICと並行して、実務におけるスキルを磨いていくことは当然重要になってくると思います。

転職やスキルアップのためにビジネス英語を身につける人も増えてきているため、今の内からスクールに通うのも一つです。

転職は即戦力として活躍できることが望まれますので、英語力と合わせて業務に関する資格取得をするなど、さまざまな方向から準備をはじめましょう。