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  3. 転職の適齢期
転職を考える

転職と年齢の関係

転職を検討するにあたり、年齢は大いに気になるところだと思われます。
一般的に転職は「35歳までにしないとまずい」といわれているようですが、実際のところ、企業や職種にもよりますので、これは一概にはいえません。

応募資格で「30歳まで」と書かれていたとしても、優秀な人材だと思えば35歳でも採用されることはありますし、当然20代でも不採用になることはあります。

ただ、こうした考え方から、「○歳くらいまで」と「くらい」と書かれているので、少しオーバーしていても大丈夫だろうと応募した人の大半が不採用になるという現実もありますので、あまり極端に期待しないほうがよいかもしれません。

また、転職する業界によってもすごく違いがあります。
たとえば、営業やオフィスワークの場合、35歳以上でも転職に成功することは可能なケースも多いですが、美容業界の場合は一気に厳しくなっています。

たとえばエステサロンに新卒で就職し、38歳までエステティシャンとして働いた人が、別の場を求めて転職しようとしたとき、採用するお店は一気に少なくなると思います。
いくらキャリアがあっても、20代前半から中盤のエステティシャンで構成されているサロンに、中途採用でそれらの年齢よりもはるかに高い新入社員が入ってくるというのはとてもやりづらいものです。

そのほか、キャリアチェンジを求めて35歳でネイリストとして働きたいと思った場合。
募集要項には未経験者歓迎、年齢制限なしと書かれていたので問い合わせてみたら、「当店のスタッフはほとんどが20代前半です」とやんわりお断りされてしまうことも少なくありません。

平均年齢と即戦力がカギ

転職の適正年齢転職の適齢というのは、一般的な会社員であれば、30代の間は成功している人も多いと思われます。
40代になると、自分の希望した転職先には転職できないけれど、なんとかある企業に転職できた、という人が少人数いて、50代になると相当難しくなってくるようです。

年齢を重ねていても転職に成功させるためには、やはり即戦力として活躍できるかどうかがポイントになります。
そのため、あまり年齢の高い方が、キャリアチェンジを求めて転職をする場合、高い確率で成功できないでしょう。

実務経験があり、それなりの成果を出していれば、ある程度年齢が高くても採用される可能性はあります。
キャリアチェンジをしたい人は早いうちに、けれど失敗しないようにしっかりとリサーチしてから動くこと。
キャリアチェンジに失敗してしまったら、次はないかもしれません。

同業に転職したいのであれば、その仕事での実績をつくること。
成績をアップさせてから転職活動をすることで、企業へのアピールにつながります。
それこそ実力があれば、50代での転職も夢ではないかもしれませんよ。