やっぱり手に職
転職を考える人は、多くが収入を上げたい、キャリアチェンジをしたいという理由なのではないかと思います。
しかし、転職で収入をアップするというのはなかなか難しいですし、キャリアチェンジだってそう簡単にはいきません。
そこで転職に有利になるのが「資格」です。資格といっても本当にたくさんあり、民間の小規模な資格を合わせると、1,000以上はあるのではないでしょうか。
その業界によって転職に有利な資格というのは異なりますが、本当に有利な資格というのはほんの一握りであると言われています。
「士業」に注目が集まっている
転職に有利だといわれている資格として「士業」があります。弁護士や保育士、会計士など「士」がつく資格がそれにあたりますが、士業の資格は資格が無いと業務を行うことができないものもありますので、より有利だと考えられているようです。
今注目されている資格の1位は、「FP」。
FPは「ファイナンシャル・プランニング技能士」という「士」のつく資格です。
保険や住宅ローンなど、家計を効率的に回していくためにはどのようなお金の動かし方をすればよいかというアドバイスをするのが主な仕事になります。
保険業界や銀行など、お金にまつわる仕事をしている人、またそういった業界に転職したいと考えている人が多く受験されています。
第2位は「社労保険労務士」の資格です。
開業している人や法人のが社会保険などに加入するときにその手続きを代行したり、法人が助成金を受けて何かの事業を立ち上げるときに、そのアドバイスや手続き代行を行うのが主なお仕事になります。
社労士の事務所で働いている人はたくさんいますが、有資格者は意外と少ないようなので、有資格者の需要は高く、多くの方が受験されています。
ただし資格の難易度が非常に高いといわれていますので、独学で1発合格というのはなかなか難しいようです。
3位は「中小企業診断士」。
これはその名の通り、中小企業に対してコンサルティング的な業務を行うのが主な仕事になります。
現在法人登録されている企業のほとんどが中小企業だといわれており、業績が大きくアップダウンして、経営が不安定になりやすいのも中小企業です。
こうした企業の弱点や強みを把握し、より安定した経営ができるようにアドバイスするためのこちらの資格は、このところ人気が急上昇しており、多くの方が受験されています。
そのほか、宅建や簿記などの資格も転職に有利だといわれています。
簿記は経理だけではなく、事務職全般の人に役立つ資格なので、スクールなどに通って受験されている人も多いようです。
転職を検討されている方は、これらの資格に着目して転職活動をしてみてはいかがでしょう。