不動産・建設業務のエキスパート資格!宅建
宅建とは、宅地建物取引士の略で、宅建、宅建士と呼ばれることもある、国家資格として知られてます。
宅建の資格を持っていないと、法律的に業務を許されない仕事がいくつかありますが、いずれも不動産に関する重要な取引事項や、不動産に関しての説明などを行う際には欠かすことが出来ない資格です。
まさに、不動産関連業務、建設業務に関してのエキスパートともいえる存在でしょう。
宅建を持っていると有利な仕事は?
宅地建物取引士の場合は、不動産会社、宅建業などを始めとした、不動産とは切っても切れない関係の会社に就職をすることが有利です。
こちらの資格はそう簡単には取得することが出来ない資格ではあるものの、一度取得をしてしまえば、企業によっては通常業務をすることなく、契約の際にのみ呼ばれて業務を行うというようなスタンスを取っている企業も少なくありません。
またこうした企業の他にも、将来的に不動産業に手を出す可能性がある業種はもちろん、一般業務でも非常に優秀な資格所持者として優遇されるケースが多いため、基本的宅地建物取引士業務を学びたい方はもちろん、今後そういった企業に転職をする可能性がある方、資格そのものに興味があるという方にも、おすすめと言えます。
具体的にはどんな仕事をすることが出来るのか?
宅地建物取引士は、主にこのような仕事を行うことが出来る、唯一無二の存在として知られています。
まずは、重要事項説明書面への、記名押印をすることが出来ます。
不動産契約や不動産売買をはじめとした、不動産に関しての説明事項が記載されている重要説明書類に、宅地建物取引士の記名、押印をすることで、その書類に法的効果を持たせることが出来ることで知られています。
次に、重要事項説明書面の内容の説明です。
実際に記名、押印を行った重要事項説明書面を使って説明をすることが出来るのは、宅地建物取引士の資格を持つ方のみとされていますので、説明の際に対象者に説明をし、重要事項の確認を行ってもらいます。
そして、説明が行った後、契約書面への記名押印を行います。
説明対象者に無事に説明が終わった後に、双方ともに契約に問題が無ければ、お互いに記名捺印を行っていき、本契約が完了となり、正式に法的根拠を持った書類作成が完了となります。
このように、不動産契約を結ぶためには欠かすことが出来ない存在であるのが、宅地建物取引士の特徴です。
資格保有者でない方が契約を行った場合は、これらの業務を行った企業の業務差し止めはもちろん、契約自体が無効になり、場合によっては賠償金の支払いが発生するケースもありますので、非常に責任のある業務だと言えるでしょう。