取得が難しい資格の代表格
国家資格のいわゆる「士業」と呼ばれる資格の中でも取得が難しいとされているのが公認会計士です。
一年に1回しか実施されてない試験になること、難易度が高い問題が出題されることから、毎年合格率は10%前後とかなり低い数字になっています。
元々は他の職種だった方が公認会計士として活躍するために資格取得を目指して奮闘し、ようやく夢を叶えて仕事に従事するケースもありますし、公認会計士として仕事をしていた方が他の職種へと転職をするケースもあります。
公認会計士の転職は難しい?
国家資格の中でも難しい試験の代表格とされる公認会計士になるために社会人として仕事をしながら合格を目指すのは非常に大変だとされています。
仕事の合間をみながら地道に勉強を重ねなければいけないため、毎年何度も挑戦しているという方も多いです。
実は、公認会計士は全ての科目を一度に合格しなくても良いという特殊な制度があり、一定の成績を収めていた科目があれば2年間まで試験が免除されることになります。
この制度を活用して時間をかけて全科目合格を目指す方も多いです。
このような苦労を重ねてようやく公認会計士になったとしても、なかなか転職先が見つからないという実情があります。
高収入を得ることができる安定した職業とされたため人気が高く、監査法人にこぞって就職を目指した時期もあり、監査法人に就職できた人は6割にも達していないため、残りの人は希望通りの職場に就職できていないこともあるそうです。
しかし近年は、人材不足によって公認会計士を募集する事務所が増えてきています。
会計事務所の求人サイトを見ても、常に新しい求人掲載がされていることから、現在は転職・就職も昔に比べてしやすい状態になっていると言えるでしょう。
また既に公認会計士として仕事に従事していた方が転職する場合には、公認会計士としての経験や知識を活かして一般企業の経理や総務部に配属される社員として活躍することも可能です。
他には税理士会に登録をして税理士として活躍する事例も多いです。
公認会計士としてよりも、税理士として開業した方が顧客を掴むことができるとされており、特に地方では税理士の数が少ないことからニーズは多いと思われます。
プラスアルファの特技も活かす
頑張って資格を取得したので、公認会計士として仕事をしたいという方も多いですが、やはり就職先が少ないのが現実なので、少しでもライバルに負けないプラスアルファの特技を持っていた方が有利になります。
語学力が堪能で英語などをスラスラと話すことができる、企業からの相談に的確にアドバイスできるスキルを持っているなど実際に公認会計士として仕事の従事する際に必要とされるスキルを習得しておくと即戦力として仕事に従事できることから有利になると考えられます。英語は基礎的なやりとりができるだけでもアドバンテージになりますし、オンラインで英語などの便利なサービスがありますので、上手く利用してスキルアップを図りましょう。
新卒でも厳しい状況なので、転職になると更に厳しいと予想されますが、それでも諦めずに行動することが大切です。