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  3. IT業界の転職事情

スキルを活かしてステップアップしやすい業界

IT業界は、ある意味手に職を持った職業ですので、自分のスキルを活かしてより収入の高い企業に転職したり、ポジションアップを狙って転職する人が多い業界です。
また意外と横のつながりも深く、年齢を重ねて転職する際も、実力のある人であればコネクションを活かして別企業の重役として転職する人もいるなど、さまざまな可能性をもった業界でもあります。

そのため、転職する人は非常に多く、同じ企業に10年以上勤めているという人は少ないようです。
同じ業界に転職するのであれば、勤続年数が短くてもそこまで経歴が悪いとみなされることはありません。ただし、別業界に転職するときにはこうした事情をわかっていただけないこともありますので、転職回数があまりに多いと不利に働く可能性もあります。

ITバブルという言葉もあったように、昔のIT業界はかなり景気がよく、サラリーマンの収入もかなり高かったのですが、今は昔よりもかなり全体的な収入が低くなってしまっています。

景気がどんどん悪化してきて、1件あたりの受ける仕事の価格が減少していますので、収入が低くなるのもうなずけるのですが、IT業界はかなり仕事が忙しく残業も多いので、労働と収入のバランスが合わず、辞めていってしまう人も少なくないようです。

転職しやすい業界のひとつ

こうしたことから、比較的人手不足になりやすいので、転職においても採用されやすいと思われます。
実際にIT業界で働いている人は、大学などでまったく違う勉強をしていたという人が多かったり、前職は全然違う仕事をしていた、という人も少なくありません。

意外と多いのが、販売からIT業界にキャリアチェンジするパターン。
エンジニアなどの仕事に転職する人はいませんが、プロバイダのテクニカルサポートなどの業務では、前職が販売職だったという人は多いです。

ユーザサポートの仕事はお客様と電話で直接コミュニケーションを取る、ある意味での接客業になりますので、対応をしっかり行える人が多く、高い評価を受けているのだとか。
パソコンやネットワークに触れるのが好きという人は、接客業の人でも十分活躍できます。

IT業界に転職するには、その職種に則った勉強をすることでさらに転職しやすくなります。
さまざまな資格を目標として勉強をすると効率的です。

IT関連の勉強はソフトウェアで自分のパソコンに擬似環境を作って勉強できるものが多いので、独学でも学びを進めやすいのがポイント。
やる気さえあれば、高い費用を支払ってスクールなどに通わなくても、十分合格できる可能性があります。

同業種に転職するには実力が必要、けれど異業種だからといって転職できないわけではないIT業界は、チャレンジしがいのある業界なのではないでしょうか。