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  3. 弁護士の転職事情
弁護士

弁護士の世界にもブラックが存在?

法律の専門家である弁護士は、様々な専門知識を活かして法定の場で素晴らしい弁護をしてくれて頼りになる存在というイメージが強い職種で憧れているという方も多いです。
弁護士になる第一関門として司法試験に合格しなければいけませんが、並大抵の努力では合格できません。
毎日5時間勉強するとして、3年間は頑張らなければ合格するのは難しいと言われているほどです。
たくさんの法律をしっかり頭の中に入れておき、このような事例の場合はどのようにフォローできるのかという内容を瞬時に考える頭の良さが必要になります。

頑張って司法試験に合格して弁護士としての登録を済ませて、いよいよ弁護士として活躍できるから開業しよう!と考えるのは時期尚早です。
弁護士としての経験を積んでいなければ誰からも信頼されませんし、安心して弁護を任せることができません。
それなりに実績を重ねて様々な判例を経たうえで、ようやく一人前の弁護士として活躍する道が拓けてくるはずなのです。

弁護士事務所に採用されて、いよいよ弁護士としての仕事を開始することになりやる気に満ちていた方も、次第に疲れが見えてきます。
想像以上に仕事が忙しく、仕事をこなさなければどんどん次の仕事が溜まっていくのでゆっくりと休まる暇がありません。
逆に人気のない弁護士事務所の場合は仕事がなくて毎日暇を持て余しているという場合もありますが、この場合は収入がかなり少ないため弁護士は思ったよりも稼げないなと感じるものです。

実際に、若手の弁護士を中心として他の職場へ転職するために地方の弁護士会へ移籍する、弁護士登録そのものを取り消すことで全く関係のない異業種に転職するという事例が増えているそうです。
せっかく苦労して弁護士になれたのに、理想と現実があまりにもかけ離れすぎていたことから、失望する事例も多いそうです。

参考:ブラック事務所とは | 司法修習生・弁護士の就職活動マニュアル

弁護士事務所の求人は多い

実際に求人案件を確認してみると、弁護士事務所の求人案件は意外と多いことがわかります。
しかし良くみると地方勤務になる場合が多く、都市部で勤務したいと考えていても希望通りにならないケースが多いです。
弁護士事務所の場合はどこでも仕事が忙しいことは共通しているはずなので、場合によっては以前の事務所よりも忙しくて大変な仕事を任されることも予想されます。

異業種から弁護士になる道のりは遠い

社会人経験を積んだものの、やはり弁護士になる夢を捨てきれずに司法試験にチャレンジしている方も多いです。
何度も挑戦して毎年のように受験している方も多いですが、そう簡単に突破できる試験ではないため苦労をする方も多いです。
そこまで頑張っても、必ず弁護士として活躍できる事務所に採用されるとはいえないため、今は厳しい時代だと言えます。
今後、更に弁護士のニーズが増えることで求人案件も安定すると考えられます。