転職準備事情 – 転職塾

転職には、成功する人と失敗する人がいます。
もちろん成功すれば、その企業で頑張ればよいだけなので何も困ることはありませんが、失敗してしまったらまた転職先を探さなければならず、履歴書の経歴にもキズがついてしまうしいいことなしです。

転職に失敗した人で、今の会社がイヤだからと転職活動をはじめ、転職が決まって退職届を出し、実際に退職するまでの1ヶ月の間、まったく仕事をせず、喫煙室で会社の悪口ばかり言いながら辞めていった人がいます。

しかし、転職した先がかなりのブラック企業であることが転職してから判明し、なんと2日で退職。
行くところのなくなってしまったその人は、それまでいた会社にもう一度雇ってもらえるようにお願いしましたが、当然ながら拒否されて、結局しばらくの休職期間の後に再度転職しました。

実は、こういうケースはよくあるのです。
転職は、心から成功できたと思う人のほうが少なく、半ばあきらめ気味で働いている人や、失敗したと思っている人が多いのが現状。
こうならないためにも、事前の準備は本当に大切です。

転職の準備開始については、いろいろなところでいわれていますがとにかく早いほうがよいです。
もちろん退職届を出すのが早い方がよいのではなく、水面下で準備をする時間のこと。

そのほうがじっくりと求人情報を見ることができるので、企業同士の比較をしたり、求人情報の掲載方法の落とし穴などを読み取ることができるようになります。

インターネットの求人サイトは最低でも大手5サイトはチェックしたいですし、転職したい業界に特化したサイトも見ておくようにします。
更新時期がわかるなら、毎回更新した日にホットな情報を入手しましょう。

転職を検討されている人は、だいたい1年から半年くらい前から転職準備を始める人が多いようです。
半年だと少し遅いかもしれません。

そして、みなさん求人情報チェックと並行して、転職したい業界に関連するスキルアップをしています。
資格取得や情報収集などが主になりますが、IT業界だと業務における勉強もしやすいので、自宅でネットワークなどの勉強をしている人も多いようですね。

こうした準備は実際に転職した後に必ず役立ちますし、面接の際の自己アピールにもなります。
「御社で働くために、こんな努力をした」ということがアピールできれば、企業側も必ずそこを評価してくださるはず。

よい企業が見つかったらすぐに応募し、行動に移せるように常に情報収集とスキルアップは欠かさないようにしておきましょう。
退職届は内定をもらってからでも待ってくださる企業が多いので、決して早まらないようにしてくださいね。